【お客様の声:テーマ】
【年齢:職業】40代後半:会社員
お母さんは怒りっぽくて、人の気持ちとかあまり気にせず思ったことをその場で言ってしまう人。 だから周りの人からは好かれていないだろうし、孤独だったんじゃないだろうか?私がもっと話を聞いてお母さんのよき理解者となるべきだったんじゃないだろうか?それが出来なくてごめんね。 寂しい思いをしたまま逝ってしまったのかな?と考えると悲しくて…でもやるべきことに追われて、気持ちにフタをしてしまっていました。
とにかく、人が亡くなるというのはこんな風に忙しくやることに追われるというのも初めて体験しました。病気は抱えていましたが、まさか、こんな風に急に別離が訪れるとは予想していませんでした。自分でもあまり泣けていないのが不思議で、どうしても後悔が残っていて苦しいのです。友人などは「あなたはよく看病したよ」「お母さんも安心しているよ」など声はかけてくれるものの、どこかで何かが残っている感じがします。
【セッションを終えて】
もうお母さんに伝える事、会話する事は出来ないと思うと、悲しくて寂しくて…でもその感情もフタをしてしまって、自分でも自分の感情がわからなくなっていました。 セッションを通してまず、お母さんに「大好き」と伝える事ができました。 それから、「寂しかった?」と聞いてみると「大好きな家族がいるから大丈夫」と言って優しく笑ってくれました。 これは私の心の中の出来事なのに、お母さんと会話し分かり合えた気持ちで満ち溢れ温かい気持ちになりました。
お母さんは元々、ワガママで人付き合いも上手ではなく、親戚とも喧嘩をしてしまうし、兄とも仲が良くなくて、私がいつも仲介役を買っていました。こんな風だとみんなが離れてしまうよ?とよくこれが原因で私も喧嘩っぽくなってしまいましたが、実際の母は私の知らない世界もちゃんと持っていて、近所の小さい子供からの手紙や、お花などが祭壇に飾ってあるのを見ると、本当の母の姿を私が分かってあげれなった後悔もたくさんありましたね。
でも、セラピーの中で、本当に母が全てを包んで、分かって満足して安心しているのが身体を通じて感じられた時に、やっと私自身が安心できたのです。私の後悔も全部、母は分かっていて、それさえも温かな眼差しで包んでくれていました。この人が私の母で良かった・・・。これは生きている時にはやはり言えなかったし思えなかったのですが、こうして亡くなった人ともセラピーの中で感じられることに、やっと私も安心してたくさん泣けました。
この涙は悲しみの涙もあるのですが安堵の涙でした。本当に今までの継続での繋がりに感謝と共に、私だけではなく家族全員が変化していったことをお礼申し上げますね。たくさんのテーマを一緒に伴奏していただきました。ありがとうございました。
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