なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム19】苦しいのは出来事そのものではない

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は意外に皆さんが気づかない場所なのですが、是非押さえたいポイント・・

「出来事そのもの」ではなく、その出来事にどんな意味を載せていたか・・

この視点を一緒につかんでいきましょう♩

一番反応するのは「目の前の出来事」だけれど・・

セッションでも、お友達とのカフェトークでも、悩みがあるときには実際にどんな出来事があったかを話したくなりますよね。

私も同じです。

 

●1:お母さんが私にだけ夕食の声がけをしてくれなかった。既に食事が始まっていて、慌てて食べ始めたけれど、誰も気にしてくれていなかった。

●2:彼がいきなり私を殴った。親にも殴られたことがないのに、ショックすぎる・・。もうダメだ・・。

●3:急に部署の異動を告げられた。きっと私が何かミスをしたんだ。ここのお荷物なんだ。

●4:私にばかり雑用を押し付けられる。同期のAさんはこう言った頼まれごとをされないのに、私はどう扱われても大丈夫と思われているんだ。

●5:自分から楽しそうなグループの輪に入れない。きっと迷惑だし、水を差すだろう・・。

などなど・・・

どこで傷ついているかを探す

上記の例を一つづつ見ていきましょう(例なので全員が違う意味を持っています)

 

1:顕在意識で傷ついたと捉える場所→お母さんが私にだけ声がけしてくれない

 

ここにどんな意味があるか?→母に見捨てられた。家族も誰も私を気にかけない。孤独感、ひとりぼっち感などなど・・

 

2:顕在意識→彼が殴ったから傷ついた。

意味づけ→殴ってもいい存在。大切ではない存在。守ってもらえない。

3:顕在意識→部署の移動を告げられて傷ついた。

意味づけ→私はここで役に立てない。居場所がない。みんなから疎まれている。いない方がいい存在。

4:顕在意識→雑用を頼まれたことが傷ついたこと。

 

意味づけ→この人には何を頼んでもいい存在。みんなのゴミ箱みたいな私。感謝なんてされない意味のない私。

5:顕在意識→楽しそうなグループをただ見ている姿で傷ついている私。

 

意味づけ→私は雰囲気を壊す人。迷惑をかけてしまう人。気を遣わせてみんなを疲れさせる人。嫌われ者。

全てが実は顕在意識の見えている世界、実際の行為そのもので傷ついているのではなく、それがきっかけであり反応しているのは「意味づけが作り上げた私特有の世界」です。

どこで傷ついて痛いか

実際にされたこと、した行為そのものではなく意味づけに痛みを感じているのが私たち

私特有の世界の作られ方

どんな風に私特有の世界は構成されているのでしょうか・・

一回の大きなトラウマの場合もあるでしょうが、大抵は様々な形で、自分の中に毎日蓄積されている、刷り込まれていったものです。

刷り込みがハッピーなケース

毎日刷り込まれて蓄積しているものが自分にとってハッピーなものであれば、全く問題なしですし、非常に生きやすく、自信も「持とう」と思わなくても自然に自分の中にあります。

また「やりたいこと」「欲しいもの」などが自然に湧き上がり、それを手に入れることもトライしやすいでしょう。

それが手に入らなくても、ずっと自分を責め続けたり、相手や状況を恨み続けたり、怒る時間も少ないでしょうし、自然にまた次の行動が生まれているでしょう。

逆だったらどうでしょう・・

刷り込みがネガティブ系なケース

毎日微かでも「ネガティブ系」の刷り込みを増やしているとしたら、当然ですが自信なんて持てないですし、「持つべきだ」と自分を抑圧して頑張って持とうとするでしょう。

また「持たないとダメ」なので自分に合っていないと感じても無理を続けるため、結果がうまく行きにくいですし、頑張ってその自分を維持する余計なエネルギーが必要です。

一人の人の、精神構造は非常に複雑なため、全部100%ポジティブでもなく、100%完璧なネガティブしかない人もいなく、凸凹複雑なのです。

「この部分に関してはポジティブ」「全然、人がどう思っても平気」なのに、「この部分はもうダメ、隠したい」などなど・・・

本当にさまざまなもので構成されているのが「私」です。

 

「自分にとって」何がまずい?何が良くない?何が在ってはダメ?

上記で例を書いた「意味づけ」の部分ですが、既にお気づきの通り全てが「自分にとって」感じたくないこと、そうだったら悲しいこと、苦しくて辛すぎること・・

「自分にとって非常にマズイ、感じたくない」ことだからこそ、反応として苦しくなるのです。

自分にとって何が一番辛いの?=自分が一番感じたくないことは何?

こんな公式で自分の仕組みを自分が理解してあげることは本当に凄い自分への愛情ですし、ケアの始まりです。

世界中で本当の同じレベルで自分を知っているのは自分。

何も言わなくても・・全部知っているのも自分。

それがパートナーだったら・・子供だったら・・・親だったら・・

そう思って色々探し回ってきましたが、どうやら自分は最強の自分への理解者のようです♡

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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