鬱の仕組み

【保存版】大切な人が鬱になった時の対処法⑤

みなさまこんにちは♩

心理セラピストの浦松ますみです。今日は大切な人が鬱になった時の対処法⑤ですが、初めて「ケアする側」についての注意点など解説していきたいと思います。

どうして、そもそも、このブログを読んでいらっしゃるのか・・そして「鬱」について関心があるのか・・私は何を感じてこの行動に出ているのかなどこちら側の視点も丁寧に扱いたいと思います。

 

「理解」「知識」は『どうしたらいいか分からない不安』から『何らかの安心』へ運んでくれます。【先の見えない不安から、先が見えてきた不安】へ変えていくことは十分可能です。この状態で一緒に大切な人をケアしていきませんか?

今回の記事は【自分側が健康に戻ると】何がメリットなのかも併せて書いています。

#SHINee #JONGHYUN

 

今までに「助けられなかった」と感じたことはあるか?

大切な人が鬱・・・非常に落ち込んでいると、ケアする側としたら何を感じているでしょうか?

元気にしなきゃ、元通りになって欲しい、もしかしたら、ただ生きていて欲しい・・・なんでしょうか?

私も今までの人生の中で全然セラピストになる前、心の勉強など全く知らなかった時から含め、「助けを求められていたけれど、それが出来なかった」ことがいくつもあります。そして相手はもっと荒れた人生になったり、風の便りで「自死」を選んだと聞いたこともあります。

もう、そうなると、自分の心の中はどう言った声がリフレインするでしょうか?頭の中では自分は悪くなかった系の擁護の声と、もう一つはどうしても「自分を責める系」の声とのせめぎ合いにならないでしょうか?

自分なりに「正当な理由」を見つけては元気になろうと頑張りますが、心のどこかでは「頑張ってそうしている」自分を薄ら感じ続けています。

心の仕組みが「助けたい・役に立ちたい」人ほど苦しむ

ここも、一概になぜ言えないか・・というと、【心の仕組みの中身が違えは、当然「反応」の部分】も違ってきます。

人の役に立つことが大きな喜びの源の人と、人の平和・自分の平和が大きな大切なの人や、みんなを引っ張っていくことに生きがいの源を持っている人や、責任感を果たすことが一番大切だと感じている人など・・・

それぞれの大雑把ではありますが仕組みにより、ケアする側と言っても一色ではありません。ただ、「助けたい系」「役立ちたい系」のエネルギーが強い人ほど、それが出来ていない時=鬱の人が回復しないと自分責めや、苦しみは深く、大きくなります。

 

「私が私を知る」ことはそれだけで大きなサポートになり、進むべき道も見えやすくなり、その状態で選択も増えてきますし、自分に力を取り戻せるのです。【力を取り戻した私】でケアできるとラクです。

疲れを少しでも自覚したら、自分のケアを

疲れの自覚も実は人それぞれで、少しでも気づきやすい人と、とことん疲弊するまで無自覚の人といます。

まずは「気づいた時点」で良いので、自分が「良い状態」でいる事が、自分のためだけではなく、相手のためにも必ずなることを覚えておきましょう。

 

力を取り戻し、心身ともに余裕がある良い状態でこそ、相手のためのケアが発揮されるでしょう。それがナチュラルで平和的に自然に起こるでしょう。

自分の中にある未消化の感情を消さない

 

こう書くと「え?逆では?」と思われる方もいらっしゃると思います。例えば、大切な誰かを失った喪失感があるとします。

ここには「後悔」、自分が何かできなかった「罪悪感」、相手に対しての「怒り」・・・人の数ほどのそれぞれの感情たちがあるでしょう。

あまりにも胸が痛すぎて「無くしたい」「忘れたい」「元気になりたい」「反応を弱めたい」などの理由でセッションにいらっしゃる事がほとんどですが、これがダメとか悪いではなく、「感じたくない」ものとして抵抗している姿のままでは「蓋」をしてしまう事が多いです。

 

もし、その悲しみがなかったら・・・?

例えば、私はK-POPのSHINeeをよく聞くのですが、この中で2017年12月に自ら旅立ってしまったJONGHYUNを思うと全く消えない悲しみや後悔がまだまだあります。

これをセラピーで消してしまいたいと思う事が多々ありましたが、どうしてここまで悲しみや後悔などなどが「無くならない」のか・・を自己ワークしていくと・・・?

私の中から無尽蔵に湧き出る「感情たち」は確かに体感的には苦しさも伴いますが、これが全く無い、なんの反応もない私になったら、私は彼に対しての愛情・理解も消えてしまう私になる気がするのです。

「悲しみ・後悔」というレッテルをこの感情につけていますが、同時に「彼の存在そのもの」「喜怒哀楽を忘れたくない」「彼の行動を全て尊重したい」「本当に良く頑張ったね」などの労いのエネルギーでもあるのです。

生前の彼に沢山素晴らしいものを与えてもらったので、今後は私ができる範囲で彼に「お疲れ様」の共感を送り続けたいと思います。私の中にも良く知っている「消えてしまいたい・終わりにしたい」と思う、過去の苦しみを思い出して共鳴しているのでしょう。

今では一生消えなくていい・・と感じています。それは愛情の証だと感じるので。

繋がりの時間は時空を超えて永遠です。充分に充分に「感じましょう」。それは、感謝でいっぱいの優しい、温かな時間でもありますから・・

 

 

※ケアする側の日々の簡単ワークを紹介しています

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています。

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過去記事ですが去年も書いている3記事です♩

鬱の仕組み①

鬱の仕組み②

鬱の仕組み③

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